ごあいさつ

7月になりました。あと半月もすれば梅雨は明けて暑い夏がやってきます。そして子供たちにとっては夏休みです。例年、徳島県赤十字血液センターでは、小学校4年生から6年生を対象にした「夏休み親子血液ゼミナール」を開催し、お礼の手紙をいただくなど好評でした。今年は装いを新たに「親子で楽しくけんけつ教室2017」と銘打ってさらに充実した内容で開催します。

7月9日から大相撲名古屋場所が始まります。注目はなんと言っても新大関高安でしょう。夏場所後の大関昇進の伝達式で「大関の名に恥じぬよう、正々堂々精進します」と口上を述べました。昨今のニュースを見聞きしていると、「正々堂々としろよ」と思われることばかりです。しかし、翻って自分の胸に手をあてて考えてみると自信はありません。人生の峠を越えて久しいですが、残りの人生は「正々堂々だった」と胸をはって言えるように精進したいと思います。

梅雨の時期には生水を飲まないよう小さい頃から教えられてきました。生水には微生物がいて細菌性腸炎などの原因になることがあるからです。食べ物が腐敗するのも微生物の成せることです。これらは現在では誰もが知っていることですが、300年前には誰も知りませんでした。微生物を初めて見つけたのはレーウェンフックという人です。彼は自分が磨いて作ったレンズを用いて倍率の高い顕微鏡を作り身の回りのあらゆるものを観察し多くの発見をしました。雨水の中、口の中などに微生物がいること、赤血球、白血球、原生動物、精子などを初めて見たのも彼でした。

レーウェンフックは1632年にオランダのデルフトという街に生まれました。同じ年、同じ街にもう一人の巨星が生まれています。画家フェルメールで、二人は同じ教会で洗礼を受けています。レーウェンフックは顕微鏡で見えたものをスケッチしていますが、それは線ではなく点で描かれ非常に精緻で目を見張るものです。点で光と影を表現する画法はフェルメールの特徴でもあります。ところがある時からレーウェンフックのスケッチが点ではなく線で描かれ急に下手になります。この年にフェルメールが亡くなっています。事実はこれだけで、二人に交友関係があったという記録は残念ながら残っていません。ただ、レーウェンフックが、フェルメールの死後の遺産管財人を務めたという公的記録はあるようです。二人の関係を想像してみてください。ロマンを感じませんか。(フェルメールの研究で有名な分子生物学者福岡伸一先生の書かれたコラムや学会での講演を参考にしました。)

今も輸血を必要としている人がたくさんいます。献血というあなたの優しさで救われる命があります。

平成29年7月
徳島県赤十字血液センター 所長 浦野 芳夫

Let'sけんけつクラブ(複数回献血クラブ)

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